the Flying Keg

FLYING KEG新ネタ情報Vol.03 2003/02/10
”St.Feuillien Triple”

(((((((((((( NEW BEER )))))))))))))))))))))))))))))))

** セント フューリエン トリプル **

もともとこの醸造所では、ブロンドとブラウンを中心にグリセッテという軽めのブロンドや、季節限定のクリスマスビールなどを醸造して来ましたが、最近はトリプルもつくり始め、今年より日本にも入荷するようになりました。

ここで、あらためて醸造所の紹介をしておきます。

ブラッセリー フリアート社は、首都ブリュッセルより南のエイノー州から13Km北にある小高い丘のル・ルールという街にあり、1125年、アイルランドのフューリエンという僧侶がこの地を訪れ、教会をたてビール造ったのがビール造りのはじまりです。

修道院では、昔は水が安全ではなかったため、巡礼者に煮沸した水でつくられたビールなどが食事と一緒に出されていました。
また、修道士たちの生活をささえ修道院を維持していく為の資金作りとしてビールが造られてきたことは、どこの修道院も同じことです。

フューリエン教会でもこうした時代の中ビールが造り継がれました。
その後、800年の歴史を経て、1890年代につくられたタワー式の古い醸造所を買い取ったフリアート一族により、トラピストビールを基にビール造りが始まりました。更に、フリアート兄妹により様々な研究を重ね、フリアート社独自のブロンドとブラウンの上面醗酵のビールを生み出しました。
ちいさな醸造所でビールをつくり続けたいという情熱が長い歴史のなかで伝え受け継がれ、昔のものを修復しながら家族でビールを造り続けてきました。

今回、ご紹介するセント フューリエン トリプルは、香辛料の良く効いたスパイシーな味で、ちょっとわかりづらい表現かも知れませんが、昔(3年ぐらい前)のセント フューリエンのブロンドに、さらに香辛料を加え個性的にした感じです。
昔のセント フューリエンのブロンドと書きましたが、2〜3年前までフューリエンのブロンドは、とてもスパイシーなビールでした。
そのスパイシーさに好き嫌いがあるためKEGのメニューにはブラウンしか載せていません。
近年、そのブロンドもスパイシーさが和らぎ、一般に受け入れ易い味に変わってきたので、最近は好んでオーダーされる常連さんもいらっしゃいます。

このスパイシーな香辛料の香りは、主にアニスとコリアンダーによるものです。
と、言うのも、この醸造所のあるエノー州はベルギーでも南部のワロンと呼ばれるフランス語圏で、食文化に於いても強くフランスの影響を受けています。
ですから、ワロンの多くのビールは香辛料のアニスを使いますし、ブラウン系のビールに比べブロンド系の場合それが分かり易く、特にトリプルと呼ばれる高アルコール度数のブロンドビールの場合、香辛料も多目に使うので、味により強くそれが現れてきます。

日本で暮らす我々にとってアニスは馴染みの薄いものなので、始めは少し抵抗があるかも知れませんが、フランスの人が食事の時にパスティスやペルノを共にするように、「慣れると癖になるかも!」ってところでしょうか。

あと、これ以外にも、ウルトラ(330ml)や、ウルション(750ml)と言うビールも入荷しました。是非、飲みにいらしてください。

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