the Flying Keg

FLYING KEG新ネタ情報Vol.29 2006/03/08
”ヴァン・エーケ醸造所+α ”

こんにちは、KEGです。

厳しかった寒さもようやく終わりのようで、少し暖かく感じる日々となりました。
これからは「なたね梅雨」といって天候が不安定で雨の日も多くなりますが、ひと雨毎に暖かくなって行くので、そう思えば雨の日もそんなにイヤじゃなく思えます。
ただ、鼻がムズムズするのはいただけません…

早春の新ネタが入荷しました。
今回は、ベルギービールの新ネタです。

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 Van Eecke   ヴァン エーケ醸造所

  1629年に起源するこの醸造所は、フランス革命の時に隣接する城と共にフランス軍に略奪され燃やされましたが、まもなく地元の農業者達によって復興されました。

1862年には現在のヴァン・エーケ家が醸造所を所有するようになり、いろいろなビールが生まれました。

第二次大戦の後までは単なる地元の醸造所にしか過ぎなかったこのブルワリーも、1960年代になりマーケティングが広がりテレビなどのメディアに取り扱われるようになり、正統派の美味しいビールとしてベルギー国内はもとよりフランス北部のバーやレストランの主力商品となりました。

醸造所のあるワトゥの町は、夏に野外美術展やローマ教皇グレゴリウスの音楽祭、詩のフェスティバルといった大きな3つのイベントがあり、ヨーロッパでは芸術の町として知られています。

今回はヴァン・エーケ醸造所から5種類のビールを御紹介します。

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カピテル パター/プリオール/アブト
 Kapittel Watou Pater
  カピテル パター

アロマティック・モルトを使った甘い香りのあるアンバーカラーのビールです。
アルコール度数は6%で、カピテルのシリーズの中では一番軽く、ホップの名産地である地元ポペリングのホップを使ったさわやかな苦味があります。

 Kapittel Watou Prior
  カピテル プリオール

昔からの醸造レシピを忠実に守り、造り続けられている赤褐色のビールです。
アルコール度数はかなり高めの9%で、甘さの中にもほろ苦さが感じられます。

 Kapittel Watou Abt
  カピテル アブト

アブトといえば、高アルコール度数のダークビールを想像される方も多いと思いますが、このビールは色は淡く琥珀色です。
アルコール度数は10%でとてもバランスの良いスペシャルビールです。

ポペリングス ホメル ビア
 Poperings Hommel Bier
  ポペリングス ホメル ビア

先に御紹介したカピテルのビールはどれも高く評価されているビールですが、このヴァン・エーケ醸造所で最も代表的なビールは地元ポペリングのホップをふんだんに使用したこのホメルです。

ポペリングは昔からホップの産地として有名です。
西フランダース州はフラマン語(オランダ語)圏で、フラマン語でもホップという言葉を使いますが、この地方ではホメルという言い方をします。

地元のホップの味わいのこのビールはビール評論家のM・ジャクソン氏に言わせると、『バラのような派手な香りと蜂蜜の風味をもつ。オレンジの皮のようなホップ味があり、後からクミン風味のスパイシーなドライさが現れる…』との事です。



ワトゥズ ウイット
 Watou's Wit
  ワトゥズ ウイット

アビー・ビールのカピテルとストロング・ゴールデンエールのホメルの他に、ヴァン・エーケ醸造所ではワトゥというホワイトビールが造られています。さっぱりとしたバランスの良い小麦ビールです。

この醸造所にホームページによれば、1998年よりこのワトゥズ・ウィットを手掛けていると記されているのですが、何故か当店にはこのビールのパネルがそれ以前から有ります。
これは、神戸のボンヌ・ビエール(2005年6月に閉店)のオーナーの山木氏が小西酒造におられた時に戴いたもので、パネルの右下にはちゃんとブルワリーの名前がはいっています。どういうことなんでしょうか… ナゾです。



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 フランダースの Oud Bruin

ベルギーのフランダース地方では、酸味のあるビールが古くから醸造されています。

東フランダース州では Red Ale と呼ばれ、西フランダース州では Oud Bruin (= Old Brown)と呼ばれています。
但し、東フランダース州にも Oud Bruin と呼ばれるタイプのビールがあるのですが、これは酸味のあるタイプではなくクラシックなブラウンエールという意味です。(ちょっと、ややこしいですね。)

今回御紹介するのは西フランダースの Oud Bruin なので、一般的にレッド・エールと呼ばれている酸味のあるタイプのビールです。
レッド・エールと呼ぶ名称はビール自体の色に起因するものです。

ビールが赤く酸っぱい理由は、ウイーン・モルトを使う事と2次醗酵を長年使い続けた木樽で行なう事により、木樽に染み付いたカラメルやタンニンなどがビール自体に影響を与えていると考えられています。

レッド・エールといえば東フランダースのローデンバッハ醸造所のビールが有名で当店でも開店当初より取り扱っていますが、ここでは100年間も使い続けられている大きな木製の古樽で2次醗酵がされています。

今回は西フランダースの Strubbe (ストルッフェ)醸造所の Oud Bruin を御紹介します。

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イヒテムズ オードブライン
 Ichtegme's Oud Bruin
  イヒテムズ オードブライン

ベルギーの西フランダース州にイヒテムという田舎町があります。
この町はベルギーの歴史において特に記される所ではありませんが、その昔3つのビールの醸造所がありました。

現在は1つの醸造所が残るだけになり、ここが今回ご紹介する Strubbe(ストルッフェ)醸造所です。
この醸造所の設立は1830年で、6代にわたり経営が維持されています。

ここでは近年、様々なタイプのビールが造られていてその1つが Ichtegm's Oud Bruin です。
熟成させた古いビールと、熟成の若いそれぞれ年代の異なるビールをブレンドして造られるフランダースの典型的なレッド・エールです。

 Keyte
  ケイト

西フランダースの言葉で『わたし達は一緒』という意味が名前のビールで、オステンド占領400年を記念して2004年より造られているビールです。
小麦の爽やかさと軽い酸味を感じるフルーティーなビールですが、このタイプのビールとしてはアルコール度数はやや高く7.5%です。

 Wittoen Tripel
  ウィットーエン トリプル

15世紀、西フランダース地方にあるオーストカンプで活躍した騎士、Jan Wittoen の名前が由来のビールです。
爽やかなエステル香を感じるクリアなオレンジ色のビールです。
トリプルと名前が付く割にはアルコール度数は7%と、控えめです。

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