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FLYING KEG新ネタ情報Vol.32 2006/09/17
”ベルギービール4銘柄 ”

こんにちは、KEGです。

暑かった夏も終わり、過ごし易い季節となりました。

夏場はピルスナービールのオーダーが多かったのですが、先週から急度数が高めのエールビールのオーダーが多くなりました。
私だけが感じる秋の訪れです・・・。

今回は、4銘柄5種類のベルギービールのご案内です。

((((((((((((( NEW BEER )))))))))))))))))))))))))

ロシュフォール6
 ROCHEFORT 6
   ロシュフォール 6

ナミュール州アンデンヌのロシュフォールという小さな町に、ノートルダム・ド・サンレミと言う修道院があります。

ここは1230年に設立された時は女子修道院でした。
その後1464年に男子修道院になり、修道士達が畑で栽培したホップと大麦使って1594年よりビールの醸造を始めました。

現在、醸造されているビールは「ロシュフォール6」「ロシュフォール8」「ロシュフォール10」の3種類です。
「6」「8」「10」はベルギー式の麦汁の初期比重を意味するもので、「6」は1.060 「8」は1.080 「10」は1.100 を表します。

「8」と「10」は、当店でもずっと以前から取り扱っており人気のあるビールですが、今回ご案内するのは「6」です。

色目からすると、ブラウンエールではなくアンバーエールでアルコール度数は7.5%、甘味のある柔らかな口当りで、香り高くフルーティーなビールです。ビール評論家のマイケルジャクソン氏は、「ソフトなボディでダージリンティーを想わすハーブ風の味わいのビール」と表現しています。

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ストラッフェ ヘンドリック ブロンド/ブラウン
 Straffe Hendrik
   ストラッフェ ヘンドリック

ストラッフェヘンドリック醸造所は、元々Halve Maan(ハルヴェ マーン = Half Moon = 半月) 醸造所と言い、1856年に創業されました。

1988年には、西フランダース州のデンテルゲムにあるリヴァ醸造所に買収され、リヴァグループの傘下に納まりました。

2005年になるとストラッフェヘンドリック醸造所は、ハルヴェ マーン醸造所としてまた独立をしたのですが、実際はビールの醸造をせずにミュージアムの経営だけを行ない、ストラッフェ ヘンドリックの醸造の権利をリーフマンス醸造所に売却しました。

間もなく、このハルヴェ マーン醸造所のオーナーの息子が醸造を再開し、2005年の4月より「Bruges Zot」というブロンドのビールを醸造しています。
ですから、今回ご紹介するストラッフェ ヘンドリックはリーフマンス醸造所のラインナップです。

ストラッフェ ヘンドリックのブロンドはアルコール度数6%で金色に輝く瓶内2次醗酵のビールです。すっきりとした味わいで、洗練されたイギリスのホップを使い柔らかくて繊細な非常にバランスのとれたこのビールは今年、2006年のワールド・ビア・カップに於いてゴールドメダルに輝きました。

ストラッフェ ヘンドリックのブラウンはブロンドに比べアルコール度数は高く8.5%ある瓶内2次醗酵ビールでローストした大麦をふんだんに使用することで基本のボディを形成し、厳選されたスパイスとのブレンドにより豊かな芳香と後味を醸し出します。涼しくなるこれからの季節にゆっくりと味わいたいブラウンエールです。

ビール評論家のマイケルジャクソン氏は、「ラムと洋ナシのニュアンスがあり、豊かで深く複雑なモルトのキャラクターが感じられる・・・」と記してます。

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リーフマンス グーテンバンド
 Liefmans Goudenband
   リーフマンス グーテンバンド

東フランダース州、アウデナールデにあるリーフマンス醸造所の歴史は古く、1679年当時の納税台帳も現存しています。
現在は創業者一族の手から離れ、西フランダース州デンテルケムにあるリヴァ醸造所に傘下にあります。

醸造においては、リヴァ醸造所で仕込まれた麦汁を用いてリーフマンス醸造所で醗酵、熟成、ブレンド、瓶内醗酵が行なわれています。

基本商品は、アルコール度数5%のアウトブライン(=オールドブラウン)というビールです。
西フランダース州のローデンバッハ醸造所からタネを譲り受け10年間培養し続けた自家製の酵母を使い銅のタンクで1次醗酵に1週間、その後スチールタンクで数ヶ月2次醗酵と熟成が行なわれます。

今回御紹介するグーテンバンド(=ゴールデンバンド=金のリボン)は、アウトブラインを6〜8ヶ月間熟成させてより高アルコールのビールにして、遠心分離で酵母をろ過します。

これに、別の若い遠心分離で酵母をろ過したアウトブラインをブレンドし、新たに酵母とプライミングシュガー(醗酵を誘発する為の砂糖)を加えて瓶詰めしたものです。

このビールは瓶詰め後、貯蔵庫で最低3ヶ月の熟成を経てからでないと出荷されません。
このような事からプロビジョン(貯蔵)ビールとも呼ばれています。

やや甘く、酸味があるフランダースのブラウンエールの中でも特に評価の高いビールです。

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ベルジュ ラ バンショワーゼ
 BELGE LA BINCHOISE
   ベルジュ ラ バンショワーゼ

微妙な苦味の琥珀色をしたこのビールはバンショワーゼ醸造所の新作のビールです。

20世紀の初め、ベルギー国内ではイギリスで造られたビールが人気となり、ビールの販売シェアーをどんどん伸ばしてゆきました。

これに対し、危機感を抱いたベルギーの醸造家たちは、アルコール度数や価格なども含め広く多くの人々から支持される典型的なベルギービールを造り、イギリスのビールの侵略に対し足元を固めようとしました。

1904年にはこういった意味合いのコンテストが開催され「 Belge du Faleau 」というビールが高い評価を受けました。
特にこのビールが他のビールと違った所は、他のビールが大抵はダークカラーだったのに対し、このビールは琥珀色でした。

やがてこのビールが商品化されると多くの醸造所がこのビールの模倣を始め、味以外の面でもビールの名前に自身の醸造所の名前の前に「 Belge 」という言葉を付けました。

現在はこれらの醸造所自体が無くなってしまったり、醸造所のラインナップが変わったり等々の理由で「 Belge 」と名の付くビールは無くなってしまっていたのですが、今回、バンショワーゼ醸造所が当時の味を再現すべく「 BELGE LA BINCHOISE 」が造られました。

バンショワーゼ醸造所特有のオレンジピールのフレーバーに、やわらかなロースト香が感じる軽めのあっさりとした味わいのビールです。

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